2016年2月23日火曜日

真っすぐ切るためのヒント

DIYのものづくりでは、まっすぐ材料を切りたいという場面がよくあります。まっすぐに切断加工をする事は、見た目の美しさや、しっかりとした密着性や安定性が得られるなど、様々なメリット得られる場合があります。

ホームセンターの加工場にあるパネルソーや、プロの大工さんが使用するスライド丸のこなどを使えば、直線カットを簡単に行う事ができます。しかし、DIYで家庭にそのような工具を揃えるのは困難です。

ところが、方法が無いわけではありません。DIYで手軽に採用できる方法のひとつは、ガイドを利用するという事です。

直線のガイドを用意し、ガイドに沿って切断工具を動かせば、切り口が真っすぐに仕上がるという単純な理屈です。単純ではありますが、色々な場面で応用しやすいメソッドのひとつです。

プロの職人さんでも、例えば大工さんがベニヤ板を切断する際に丸のこをガイドに当てて直線を切ったり、石膏ボード業者さんがカッターガイドを当ててボードを切ったりしています。壁紙職人さんが地ベラを当てて壁紙やクッションフロアを切るのも、同種のメソッドと考えられるでしょう。

カットに用いる直線用ガイドには、市販の専用のガイドのほか、定規を利用したり、あるいは真っすぐな材料を使って自作するなどの方法が考えられます。実際に、上述の大工さんの丸のこ用のガイドはベニヤを組み合わせて作ってあったり、、ボード職人さんのカッターガイドなどはアルミのアングル材を使いやすい長さにカットして作ってあったりなど、職人さんが自作している場合がよくあります。自作をすれば自分に使いやすいサイズや形状のものが作れるメリットもあれば、市販の専用品よりも費用を抑えられる場合もあります。

自作のガイドとして使える材料には、
  • 工場でカットされたベニヤ板
  • アルミの押し出し整形のアングル材
  • スチールアングルの柱材
  • 厚みのあるアクリル材料 
  • 柵のパーツ
など、工夫次第で様々なものが考えられます。
使用する工具に合わせて、ホームセンターなどで色々探してみて下さい。