2015年12月2日水曜日

クランプ

クランプは、材料を挟んで、主に材料を固定する場合に使います。材料を挟む部分は面ではあるものの、一般的にあまり広い面ではありません。なので通常は2個以上を同時に使用する事が多いです。そのため、常備しておくなら1個だけではなく、2-3個程用意しておくのが良いでしょう。似た工具にバイスというものがあります。バイスは通常材料だけを挟み、重量のあるバイス本体や作業台に材料を固定するのに対し、クランプは材料同士や材料と作業台等を重ねて挟む構造になっています。そのため一般的には、バイスよりもクランプの方が軽量で、移動や携帯が容易です。

用途

材料を挟んで固定する
のこぎりややすりなどで材料を切削加工する場合や、接着剤を塗布した接着面の密着状態を維持する場合などに、材料を挟んで使います。

選ぶポイント

形状

CクランプやFクランプなどがあります。Cクランプはシンプルな形状でがっちりと挟む事ができます。Fクランプは、スライドする機構により素早く材料のサイズに合わせる事ができます。Cクランプは別名シャコ万力とも呼ばれ、Fクランプは別名Lクランプとも呼ばれます。

サイズ

大きな材料を加工するには、物理的に大きなサイズのクランプが必要です。しかし大きすぎると、挟む面が広すぎて邪魔になったり、挟んだ材料を加工しづらくなったりする場合もあります。加工する材料のサイズに合わせて選ぶのが良いでしょう。あるいは、いくつか異なるサイズのものを常備しておけば理想的です。

プロの職人によく使われるブランド


バクマ工業、ベッセイ、ムラテックKDS、新潟精機、ロブテックス、アイガーツール、ホーザン、角利産業 など



バクマ ワンタッチパワークランプ 首長ワイド 300×120 PLW-300


ベッセイ 一般用クランプ GZ-12



エビ シャコ万力スタンダード(B型) 75mm B75V