用途
カッターは、事務用品としても馴染みのある道具です。DIYを始めるのならば、しっかりした使いやすいものを用意しておく事をお勧めします。最初に買うのであれば、L刃のものが比較的汎用性があり、替え刃も手に入りやすく、お勧めです。数ある工具の中で、出番も多い事でしょう。比較的薄い素材を、引く動作によって切断するのに使われます。次の様な作業に特に適しています。
薄い素材の切断
- 紙
- ビニールシート
- 薄いベニヤ
- 薄いプラスチック板
- ゴムホース
- ダンボール
- 石膏ボード
- クッションフロア
- 合成床タイル
- タイルカーペット
- ロープ
- ゴルフネット
等
パッケージの開梱
バリの除去
選ぶポイント
刃のサイズ
事務用品でよく見かける大きいサイズは、大、L型、BL刃などと呼ばれます。よく見かける小さいサイズは、小、A型、BA刃などと呼ばれます。これらのサイズのカッターは、工具としてもよく使われます。その他に、特大サイズ(H刃、BX刃)、細かい細工向に先端が鋭角の30°になったもの(細工刃、BAD刃)なども、比較的よく見かける様になりました。
ボディの材質
一般的に樹脂製のものは軽くて握りやすく、金属製のものは強度があります。樹脂と金属を組み合わせたものもあります。また、グリップ性を高めるために、ラバーが取り付られたものもあります。DIY向けには、全体が樹脂でできているものよりは、金属製か、もしくは金属と樹脂を組み合わせた、丈夫なものがお勧めです。
刃の固定機能
刃の位置を固定するネジがあるものと無いものがあります。ネジがあるものは、刃をしっかりと固定できるため、力がかかる作業にも適していますが、操作に時間が掛かるため素早い刃の出し入れには適しません。ネジが無いものにも、力が掛かっても刃が動きにくい様に工夫された、オートロックタイプのものがあります。DIYでも少し本格派を目指そう、という場合は、ネジ式のものか、あるいはオートロックタイプで刃がガッチリと固定できるものがお勧めです。
その他の機能
フィン、ヘラ、マイナスドライバー
こじったり、ひっかいたり、中身を切り付けない様にダンボールの開梱をしたりといった作業に使える、専用の金属製の爪のようなものや、マイナスドライバーを本体に備えたものもあります。プロの現場でよく使われるメーカー
オルファ、TJMデザイン(タジマ)、貝印(KAI)、NTカッター、ムラテックKDSなど
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OLFA ハイパーAL型 193B |
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タジマ ドライバーカッター L500 |