2015年10月22日木曜日

プラスドライバー

用途

プラスネジを回す

選ぶポイント


ネジ穴のサイズ

わが国では、プラスドライバには小さいものから順にNo.00、0、1、2、3、4といったサイズがあり、各ネジメーカーやドライバーメーカーがそれらのサイズに合わせた製品を作っています。家具、内装、電材などにはNo.2前後のネジが良く使われています。このあたりのサイズのプラスドライバーはDIYには必須の工具と言えるでしょう。

長さ

細い穴の奥や、奥まった部分にあるネジを回すには、長いものが便利です。しかし長いものはブレやすく、長ければ長いほど力を入れて回すのが難しくなります。一方、短いものは安定感が増し、ねじ頭部の周りの空間が狭い場合に有効な場合があります。具体的にどんな作業をするかが決まっておらず、これから漠然とDIYを始めたいのでとりあえずプラスドライバーを準備しておきたい、といった場合には、最初の1本は75mmか100mm程度のものが無難でしょう。

グリップの材質

グリップの材質は樹脂製または木製のものが一般的です。樹脂には、固くてソリッドなものや軟らかくてクッション性やグリップ性の高いものなどがあります。木製グリップのドライバーは歴史があり、見た目もクラシックな雰囲気ですが、熱さ・冷たさを手に伝えにくく、自然素材ならではの特有の質感や、使い込む事による経年変化(いわゆる使い手の手になじむ性質)があり、今日でもプロ職人の間でも使われています。

グリップの形状

グリップの形状には球、円筒、四角、六角形など、様々なものがあります。指や掛かりやすい様に凹凸が設けられているものもあります。グリップの直径が大きくなるほど、てこの効果が大きくなります。グリップに横向きの穴が貫通していて、別のドライバー等棒状のものを通して回すことにより、一層大きなてこの効果が得られる様になっている製品もあります。

先端の磁力

ネジがくっつく様に、先端が磁力を持っているものがあります。ネジの回し始めなど、ネジが落下したり、倒れたりしにくいための機能です。

プロの現場でよく使われるブランド

ベッセル、兼古製作所(アネックス)、新亀製作所(SUNFLAG)、京都機械工具(KTC)、TONE、トラスコ中山、エンジニア、ホーザン他


ベッセル(VESSEL) ボールグリップドライバー +2×100


京都機械工具(KTC) 樹脂柄 ドライバーD1P2-2-H




ベッセル 木柄普通ドライバー310+NO.2X100



エンジニア スタンダードドライバー DS-64